田村由美作品の大ファンです。ミステリと言う勿れの映画を見てきました!コミカルシーンも泣けるシーンもありで面白かったです!
ミステリと言う勿れの田村由美先生のおすすめ4作品を紹介します!
※ネタバレなしですが、作品を紹介するため、大まかなさわりの概要だけは書いてます。
田村由美を好きな理由
田村由美作品は子供のころから読んでいて、30年以上前から愛読させてもらってます。
絵柄がクセがあるので一発で田村先生の作品だと分かります。
ファンタジー要素の多い作品が多いです。
ファンタジーと現代の日本と通じるような箇所が見られて、お話はぶっとんでいるのに妙に生々しく感じます。
大体のお話に読み手や社会にたいしての問いかけが入っています。
時にえぐく、時に心が温まる。
壮大な物語の中に共感や感動や悲しみがたくさん詰まっています。
田村先生の作品のセリフは心に刺さって離れないんですよね。30年以上たった今でも。
物語にスピード感があるので、読者を飽きさせません。
ハラハラさせて、安心させてからのまさかの展開など読者の感情を揺さぶる内容が癖になります。
田村由美先生のおすすめ作品
僕が○○になった理由
子供の時に大好きだった作品です。
家事、炊事、洗濯をなんでもこなす【小学生龍三郎】のシリーズ漫画です。
お母さんの蝶子さんは元女優のぐうたらシングルマザー。めちゃめちゃ綺麗な人ですが家事はいっさい出来ません。
そのせいか、大人びて育っている小学生龍三郎の冒険ファンタジーです。
泥棒になったり、サンタになったり、記憶喪失になったり、様々な困難に立ち向かう龍三郎です(笑)
子供のころの冒険や不思議な出来事って憧れます。スタンドバイミーのような子供のころの友情も素敵です。
龍太郎の冒険によって周りの大人たちにもたくさんの影響がでてきます。
いろんな問題に子供ならではの素直な視点で立ち向かう龍三郎を見ていると、感心と感動で心がほっこりします。
こんな人におすすめ!
子供のころの感覚を思い出したい方、いろんな視点で物事を見てみたい方におすすめ。
龍太郎と一緒にファンタジーの世界に入れば心のもやが少し晴れると思います。
BASARA(バサラ)
ファンタジー多めの戦い系少女漫画です。
運命の子”タタラ”を演じることになった少女のサラサが主人公です。
自分の身分を隠しながら、タタラとして仲間を導き、少女としての恋もしていく姿にキュンとします。
舞台は日本ですが、だいぶ先の時代のお話です。
文明は退化し、電気、水道などのインフラは全くなくなった世界です。
少女漫画ですがテーマは重く、なかなかエグイ描写もたくさんあります。
出会う仲間も魅力的で、特に“揚羽”というキャラクターが大好きです。揚羽ファンもたくさんいらっしゃると思います。
出会った仲間たちとともに宿敵の”赤の王”に立ち向かっていく壮大な合戦ファンタジーです。
こんな人におすすめ!
壮大な戦い物のファンタジーと純粋な恋ごころに挟まれてみたい方におすすめです。
内容はけっこう重たいので、どっぷり世界に浸れると思います。
けっこう昔の漫画なので今読んだら違和感ない?と思う方もいると思うのですが、大丈夫です!
日本の文明が終わりを告げた後の世界なので、スマホや電子機器がなくて当然なので気になることはございません!
そこも田村先生の天才な所だと思います。何十年後に読んでも違和感を生まない世界を描いているのが凄いです。
7seeds
壮大なサバイバルファンタジー漫画です。
最初の主人公は引っ込み思案の女子高生”ナツ”でスタートします。急遽サバイバルな生活にほうりこまれ、誰だかわからない人らと日々を生き抜いていかねばならなくなります。
いったいここは何なのか?消極的な”ナツ”はこの世界を生き延びることができるのか。めちゃめちゃハラハラします。
そのあと主人公はどんどん変わっていき、様々なタイプの人間がサバイバル生活を生き抜くはめになります。
極限状態にほおりこまれた人間達の立ち回りや、裏切りや友情のドラマが目を離せません。
内容にエグイ描写が多々ありますが、そこも生き抜くということのリアルさが詰まっていて、7SEEDSにはまる要因です。
読み手によって親しみを感じる人物や、嫌悪感を感じる人物が変ると思います。
たくさんの謎もちりばめられていて、先がきなって一気読みしてしまう作品です。
こんな人におすすめ!
サバイバル系を生き抜くストーリーが好きな方におすすめです。
たくさんの人の中でいろいろな人間模様が繰り広げられる海外ドラマが好きな方にもはまる作品です。
猫mix幻奇譚とらじ
主人公は2足歩行する、しゃべる猫mixのとらじです。
この世界には人間と動物の他に”mix”と呼ばれる2足方向で喋る生物たちがたくさんいます。
とらじは人間で英雄の”パイヤン”とともにパイヤンの行方不明になった息子を探す旅にでます。
とにかく”とらじ”が可愛いいです!猫好きにはたまらない描写がたくさんあります。
パイヤンは猫のことを全く知らず、いつのまにか耳が折れているとらじを心配したり、お風呂にはいって身だけになったのとらじの姿に驚愕します。
この二人のやりとりが、ほっこりとして良いんですよね。
この世界での悪は”ねずみ”です。
さまざまな悪いねずみを退治しながらパイヤンの息子を探して旅する冒険ファンタジーです。
ゲームのRPGのような物語です。
いろんな動物のmiX達も良い味だしてます。
ファンタジーの中に黒い闇が隠れているので大人も楽しめます。
さすが田村由美先生、かならず人々の闇や世相の皮肉的な描写をいれてくるので心に刺ささります。
こんな人におすすめ!
猫好きにはたまらないファンタジーです。
自分の愛猫とともにおしゃべりしながら世界を冒険できたら素敵ですよね。
ゲームのRPGの冒険が好きな方にもおすすめです。
田村由美作品は心に刺さる
30年以上前から田村由美作品の描写やセリフが心刺さっています。
漫画を通して自然にふっと心の隙間にはいってくるんですよね。
短編も含め、どの作品もファンタジーの中に誰かのこころに残るメッセージがあります。
耳が痛いことも、心が軽くなることもある、魂を揺さぶられる感覚が味わえます。
ぶっとんだ世界観なのに妙に納得させられるのも田村由美先生の魅力です。
今回紹介した4作品はどれも冒険漫画です。
ぜひお気に入りの冒険をみつけてくださいね。
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